Monday, February 6, 2012

2012年2月6日 豪・小売売上高

オーストラリアの昨年12月の小売売上高は、市場予想に反して減少した。減少は半年ぶり。雇用の伸びが昨年失速し、消費者が食品への支出や外食費を減らしたことが響いた。

豪州統計局が6日発表した12月の小売売上高は前月比0.1%減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト26人の予想中央値は0.2%増だった。11月は0.1%増に改定された。

オーストラリア・ニュージーランド銀行グループ(ANZ)のアナリスト、アンドルー・マクマナス氏(シドニー在勤)は統計発表前のリポートで、「クリスマス前の売り上げが控えめだったとの話に加え、12月のパートタイム(恐らく小売業界の季節的な)雇用が大幅減少したことがこれを裏付ける形となり、小売売上高の弱さを示唆している」と分析していた。

小売売上高の内訳は外食費が1.8%減、食品関連支出は0.7%減った。一方、衣料・履物は3.5%増、百貨店での支出は1.1%増えた。

10-12月(第4四半期)の小売売上高(インフレ調整後)は前期比0.4%増。エコノミスト予想は0.6%増だった。

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