Thursday, September 6, 2012

さてさて

しばらく遠ざかっていました。相場は見てましたが、家族の事情もありしばらく箱根へ助っ人として行っていました。箱根といっても峠を越えて静岡側です。熱海とか三島と言った方が適切かもしれません。

しばらくスクリーンを離れて、相場を遠くから見るのも悪くないな、と思いました。その相場は8月31日も無難に、と言うかバーナンキ議長のバラマキ癖はまだ存在感たっぷりで、まずまずですね。欧州関連がこれから始まります。失望の売りになるのか、それともリスク・オン全開となるのか。どうなることやら。。。



さて、箱根へは祖父祖母の老人夫婦を助けるために行っていました。言えば久しぶりに人の役に立った気がします。この数日で、改めて高齢化社会を目の当たりにした気もします。人は皆、確実に日々老いて行きます。高齢化の今、様々な問題がある事を改めて認識しました。そして、まだ形態として熟成していませんが、介護ヘルパーというセクターの素晴らしさも見えました。事業所がかなり小規模であることと、静岡県の田舎であり、高齢化が顕著であることもあるのでしょうが、新しく事業所として独立するヘルパーの多さにある意味ビックリです。くわしくどのような形でヘルパーが派遣されているのか分かりませんが、行政制度と上手く組み合わせる事で、いわゆる"Win-Win-Win"という夢のようなシステムをつくれるのかもしれません。同時に決して華のある職業ではないかもしれませんが、これから確実に成長するセクターだと再度認識。祖父と祖母がお世話になっている事業所の方はかなり若い方で、非常に情熱を持っている事が分かりました。「人様のためになることをやり、それを全うすることで儲ける」という松下幸之助スタイルでした。キャピタリズム的な「儲かりそうだからやる」はこういった分野では長続きしないのだろうと考えていたら、事業所長(まぁ一般的には社長なんでしょうね)が、「儲け」を求めてやっていると絶対に空中分解します、と断言。理由は、高齢者が顧客である事(この点については追求しませんでした)、そしてなにより儲け主義では大事なスタッフであるヘルパーが独立し安くなる等だそうです。結果として儲かる、というのがサービス提供側としては一番満足感のある話なのでしょう。
いろいろ話を聞いていて、今年短い間でしたが知り合った若者もこのセクターだったなぁ、と思い出しました。「老人を相手にしているので気が沈む」と言っていた。僕は良いビジネスなのにそんなことを言っていたら、ともったいないな、と思っていましたが、今回もやはりもったいないと思いました。もしかすると「儲け」から入っているからそうなるのかな、どうしているかな、と少し気になりました。

帰路の道中色々考えていましたが、思い出したのは松下幸之助の一句
『世のため、人のためになり、ひいては自分のためになるということをやったら、必ず成就する』

はい、早く世のため、人のためになり、ひいては自分のためになるということを見つけたいと思っております。

がんばらないといかん。

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