Wednesday, July 11, 2012

スタートアップ

2週間強アメリカはカリフォルニアへ行っていました。
主にナパのワインの小さいワイナリーを中心に飲んで食べていた訳ですがワインや食事については後日別にあっぷします。
今回の収穫は投資先の若干23歳の日本生まれ、日本育ちでシリコンバレーで挑戦する起業家との交流でした。

知り合いからの紹介で投資する事になりましたが、経歴はともかく、短い間に著名なアドバイザーを味方に付ける等、行動力もさることながら人を引きつけるなにかを持っている若者です。
彼と話していて共感したこととその理由をリストアップします。


役に立つものを作りたいから起業する
彼は明確に自分たちの作る「もの」で世界を変えたい、世の中に役にたちたい、と言います。彼にとって起業は結果であり、決して「社長になりたい」とか「自由な事をしたい」と言った「にわか起業家」のような理由でないのです。僕が会った若い起業家のなかには「社長になりたかったので起業しました」なんて言う人もいます。それはそれで良いのかもしれませんが、やりたい事があった、そして結果として起業している方がなにかしっくりきます。世の中の役に立つ、これは素晴らしいことです。


今は仕事が楽しくてしょうがない
仕事が楽しくてしょうがない。彼はそういいました。これはもう惚れますよね。


自分のやっている事を完全に信じている
話を聞けば23歳の若者には辛いかもしれないような地味なワークを彼は淡々と上記のように楽しんでやっている。これは大事です。彼がこうしてやれるのは大きなビジョンを持っていて、それに向かっているからでしょう。自分のやっている事に自身を持っているからこうできるのでしょう。


もちろん良い事ばかりではありません。いろいろ心配(投資家として)な面もありますが、彼には期待しています。ここ数年で初めて会った日本育ちの良い若者です。ほかにもこういう人材がいるのでしょうが僕の周りでは初めてです。


シリコンバレーの多国籍軍団の中で彼がどのような立ち位置を確立できるか。それが彼のビジネスの本質でもあるので応援したいです。

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