そうでしたね。そもそもは投資銀行で働いていた人間の独立、自己勘定でのディーリングの苦悩の日々を綴るブログを目指していたのに。。。。
軌道修正しましょう。
リーマンショックとともに職を失い、日々就職活動をしている同胞も未だにいます。僕を含む投資銀行や外資系証券会社、外資系銀行などで働いていた人たちにとって2008年は忘れられない年となりました。さて未曾有の金融危機の後自分の置かれた立場を困難ととるか、チャンスととるかは人それぞれでしょう。これは株価が過去12ヶ月での最低値を、買うチャンスと見るか、さらに売るチャンスと見るかの違いでしょう。
僕は自分でいままでやりたかった事をできるチャンスととらえています。
では自分でやりたかった事とはなにか?という質問です。具体的にリストアップすると
- 四半期、月次等といった人工的な区切りに左右されずに、自分の裁量で幅広い資産の取引をする
- 相対的なリターン(対インデックス)ではなく絶対的なリターンを追う
- 自己完結し、場所にとらわれない取引モデルを確立する
- 自分の納得できるトレーディングの実現
- 事業投資をする
- ビジネス・経営に参加する
まだまだありますが、自己責任でやりたい、と言う目標です。
この中でまだスタートを切っていないものもあれば、ゆっくりではあるが着実に前進しているものもあります。毎月固定給をもらい、年一回ボーナスをもらう、いわゆる会社員を辞めて3年です。3年かかって確立しそうなスタイルも見えてきました。このスタイルとはある意味、今までの考え方を捨て、新しい方法を身につける事でした。
いままでどれだけ楽をしてきていたか、またはある意味いままでどれだけ不条理なことを当たり前にやっていたか。いろいろ勉強になります。
トレーディングにしろ投資にしろいままで持っていたノウハウは実はあまり約にたちませんでした。それはやはり大きなシステムの中での歯車として効果を発揮する技術と、1人で非常に限られた資金を運用するという目的とでは、必要なワザが全く違うからでしょう。そのことに気がつくのに時間がかかりました。組織のなかでは「正しい」、「間違わない」ことが大事ですが、自己資産運用においては「正しい」ではなく「勝つ」、「間違わない」ではなく「負けない」ことが求められます。「勝つ」とは収益を意味し、「負けない」は自己資産の保全をいみします。
戦い方が変わるのは、今このように考えると当たり前ですが、気がつくのに時間がかかりました。
No comments:
Post a Comment