Friday, March 16, 2012

3月15日(木)補足版 (米国市場アップデート)


15日の米国市場
経済指標等は15日の日記に書きました。こちら
米株は順調です。アップルも一時600ドル乗せ。引けはさすがに585.56。
iPad3の販売開始が16日と言うこともあり幸せな雰囲気です。

S&P500も4年ぶりに1400の大台ゲット。
銀行株指数のKBWも順調だ。これは要チェック。ここが転けると米株下落に繋がりそうです。
しかしあまりにも短期間で急上昇しているので短期的には調整してもおかしくないでしょう。懸念材料としてはブラジル・レアル高への牽制の意味合いも兼ねブラジル中銀が政策金利を過去最低に近い水準で今後1年半にわたり維持する見通し。ブラジル中央銀行は15日、インフレ率が今年は4.5%の目標前後に鈍化し、政策金利を過去最低の8.75%を「わずかに上回る」水準まで引き下げる余地が出てくるとの見通しを示した。ここのところ成長はだいぶスローダウンしています。新興国のリーダー的存在になっているブラジルが転けるとヤバい感が広まるでしょう。 一方、中銀が集計したアナリスト予想の中央値によると、インフレ率は2012年が5.3%、13年は5.5%と見込まれている。このためトンビニ総裁は政策金利を5月までに9%に引き下げた後、来年の早い時期には政策転換を余儀なくされるとの見方が金利先物市場の動きに示されている。

下落を続けていた米国債券価格(利回りは上昇)も落ち着き流石に買い戻しが入りました。
一直線に落ちたり、上げたりはないですからね。調整して一息。
為替への影響、特に対円やユーロですが利回り格差が焦点です。
2年物米国債と日本国債の利回り格差は25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、昨年7月以来で最大の水準に近づいています。(利回り格差の拡大=ドル建て資産の投資妙味が高まる)よってドル買い円売りで円安の流れになっています。

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